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高畑勲展 [イベント]

高畑勲展に行ってきました。高畑の作品の中では、里山を描いた「おもひでぽろぽろ」が特に印象に残っている。

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高畑は、大学卒業後に東映動画に入社。その後、一生アニメの世界で活躍した。「作業上の民主化 作品参加について」と題された文章、感情の起伏を視覚化するテンションチャート、キャラクターの人間関係や心理状況を図示するなど、制作方針をスタッフと共有することに力を注いでいたことがわかる。

1985年に50歳でジブリ設立に参加。この頃から、日本の現代史、戦中戦後の経験、里山を取り上げるようになる。個人的には、この時期の作品が好き。高畑は「これはアニメではなく、記録だと思っている」と言っている。

90年代には、絵巻物研究に没頭して、人物と背景が一体化したアニメを模索した。

細かい企画ノートや構想メモ、絵コンテ、原画がとてもたくさん展示されているし、アニメの一部も投影されている。特別展にしては、とても見ごたえのある展示でした。

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タグ:東京 美術館
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