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平城宮跡、東大寺、奈良国立博物館 [旅行]

古代史をめぐる旅の3日目。天気は曇りのち雨。

3泊した八木を後にして奈良に向かう。まずは開門時間が早い東大寺へ。仏像には興味がなかったのだが、せっかく奈良に来たのだから大仏くらい見ようと思った。

それにしても奈良は学生などの集団旅行者が多い。ガイドが旗を持って案内する姿や集合写真を撮る業者、子どもたちのはしゃぐ声。飛鳥、山の辺がのんびりしていただけに、現代に戻ってきてしまったという感覚を持った。

東大寺南大門

南大門の写真を撮ったのを最後に、カメラのバッテリーが切れた。大仏を目の前にしていたので残念。仕方なく、その後は携帯電話のカメラで撮影したりしたが、接写モードになっていることに気づかないまま撮っていたので、どれもピンボケの写真になってしまった。自分の頭もボケていた。

西大寺に移動して平城宮跡資料館へ。当時の宮廷の様子が展示されているほか、当時の状況を記した木簡が興味深い。現代の紙の代わりに使っていたもの。昨年の1300年祭にあわせて復原された大極殿からは、平城宮跡の全体の風景が見渡せた。国家儀式を行っていたとされる場所で、天皇が見下ろした大極殿院や朝堂院の様子も伝わってくる。朱雀門のすぐ手前を近鉄の電車が走る様子も、古代と現代が入り混じっていておもしろかった。

平城宮大極殿
ピンボケの平城宮大極殿

遺構展示館を見た後、平城京歴史館へ。資料館や展示館と違い、職員がとても丁寧な対応なので若干とまどった。映像が主体の子供向けを思わせる内容だが、遣唐使の果たした役割がよくわかったという点では見ごたえはあった。それにしても、平城宮跡内は資料館、展示館、歴史館がそれぞれ敷地内の角に位置しているため、歩いてまわるのが大変。敷地内を循環するミニバスでもあったらいいのではないかと思うのだが。

午後から雨の予報だったので、バスに乗って奈良国立博物館へ。名品展の仏像館を見たが、やはりあまり興味がわかない。中国古代の青銅器を集めたという坂本コレクションの方が、道具の変遷が伝わってきておもしろかった。

奈良に来たのは大学1年の時以来だから27年ぶり。近鉄奈良駅から地上に出たときの景色や猿沢の池周辺の雰囲気は懐かしかった。
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